上演20周年を超えたロングラン記録を更新中の劇団四季「ライオンキング」を観て来ました。
物語は、ライオンキングのテーマでもある「生命の連鎖」を意味する「サークル・オブ・ライフ」を呪術師のヒヒ・ラフィキが歌い上げ、
動物たちがあちらこちらから登場し、一瞬でアフリカ・サバンナの壮大な世界へと引き込まれていきました。
父・ムファサからシンバへと受け継がれていく「命の尊さ」
ムファサからシンバへと伝えられる
「自然の営み」、
「全ての生命を尊重すること」、
「全ての命は太陽のように昇り、いつか沈む時が来る」、
「過去の偉大なる王(先祖たち)はお前の中に生きている」。
シンバの叔父・スカーが感じている
「人生の不公平さ」
たくさんの言葉や想いが心に沁みました。
私にとって、
一年の中で特別な「9月」
10年前の9月、想像もしていないタイミングで大切な人を亡くしました。
こういう事を書くとき、「あっという間の10年でした」と書きたいところですが、
私にとって10年は、とても長くて苦しかったです。
10年経った今、大切な人を想う気持ちや淋しさは1mmも変わっていませんが
「感じ方」や「捉え方」は変わりました。
10年前の私は
「なんで、どうして!!!」「納得いかない」
などと、人生の不公平さを強く感じて、怒りで悲しさや淋しさを埋めていました。
だけど少しずつ、
「何も変わる必要なはい」
「想いを全て抱えていきていこう」
「私のこころの中に居ていつも一緒にいる」
こんなふうに受け止められるようになりました。
想いの強い「9月」に「ライオンキング」を観たこと、
私にとって有意義な時間となりました。
最後に
イボイノシシの「プンバァ」とミーアキャットの「ティモン」の博多弁のセリフに爆笑し、
幾度となく繰り返されるカーテンコールに全力で拍手・喝采を送り、
今日は背中と腕がパンパンです。
*グリーフケアカウンセリング、フラワーセラピーは随時受付けています。